Yume’s diary

Workawayを利用して現地の人たちとの生活を通して社会システムや問題について学んでいます。

ドイツとタイの喫煙事情について

先日、東京都が禁煙条例を制定したようなので、たまに話題に上がる欧州での禁煙状況について記事を書きたいと思います。

 

まず、私がドイツに来て思ったことは、「みんなタバコ吸いすぎやろ。」です。旅行で訪れたアムステルダムもタバコ(大麻がほとんどでしたが)を吸っている人がたくさんいました。

ただ調べて見たところ喫煙率は同じくらいなのですが、人口や人口分散や喫煙頻度によって、街中で見かける喫煙者の数は変わってくると思います。

 

ドイツにはいたるところにゴミ箱があって、そのゴミ箱には火消しのための鉄板みたいなのがついてるので、そのそばでタバコを吸っている人を見かけます。一方で、室内でタバコを吸っている人はほとんど見かけません。クラブやディスコなら喫煙可ですが、普通のレストランで喫煙ができるところはありません。ただ、入り口か一歩外に出れば吸ってもいいという概念らしく、入り口のすぐそばで吸っている人の煙が室内に入ってくることはあります。

 

日本では、非喫煙者や身長の低い子どもに対して悪影響であったら危険だということで、歩きタバコなどが嫌煙されていて、室内でも禁煙分煙を求められていますが、ドイツではどうでしょうか。

 

ドイツ人は子どもをすごく大切にしていて宝石のように扱い、教育や食事色々と気を使っていますが、乳母車を押しながらタバコを吸ってる人を普通に見かけますし、吹き抜けのある半野外のショッピングモールでもどこでもタバコを吸ってる人がいます。

 

食材にうるさかったり、環境にめちゃくちゃ配慮している彼らですが、タバコに関しては子どもにも非喫煙者にも配慮はしないみたいです。それぞれの立場の人の意見を尊重した結果として、室内は禁止、室外はOKという決まりになったのかと思われます。

 

欧州のこのシステムを日本に取り入れるのもありだと思いますが、欧州と同じ結果にはならないと思います。まず、ドイツ人はめったに外食をしません(私が関わった人は)。日本のような安くて早いうまい的なラーメンやうどんのようなお店は多くありませんし、居酒屋というよりは、お酒を飲む店はご飯を食べるところではないと言った認識のようです。なので、もし、日本で欧州システムを取り入れれば、喫煙者が感じるストレスは欧州の喫煙家よりも大きいかと思われます。

また一方で、東京のような人口過密地域は欧州にはなく、歩行者天国のような場所でも歩きタバコをしている人の煙を避けるスペースがあり、子どもが危険を感じるような場面はありません。もし外でならどこでもタバコを吸ってもいいという環境になれば、人口過密地域は歩きタバコによるトラブルが増えるかもしれません。

 

日本の喫煙者人口は若者を中心にかなり減って来ているので、非喫煙者の声が大きくなって喫煙者にとっては厳しい措置がされていくのではないでしょうか。個人の趣向をどこまで制限しても良いのか難しいところです。

 

私が滞在してみての感想ですが、ドイツの若者の喫煙率は日本よりもかなり高いように感じます。タバコのラベルには少々グロテスクな写真が写っていますが、タバコの広告ポスターなどはかなりおしゃれな感じです。啓蒙はしてませんが、喫煙に関して厳しい措置がとられているようではありませんでした。 

タイの話をしますが、日本やドイツに比べると、タイ人はかなり嫌煙家なイメージです。私が関わっていた人たちが大学生や社会人であり比較的標準または標準以上の生活水準だったからかもしれませんが、街中で歩きタバコをしてる人とすれ違ったりすると、一緒に歩いてるタイ人の友達はめちゃくちゃ嫌そうな顔をして、手で煙を払ってたりします。  

 

タバコのラベルもかなりグロテスクで、タバコに関するテレビCMや広告ポスターは見受けられません。アニメなどでタバコの描写があると必ずモザイクがかかっています。

タイは基本的にゆるくてマイペンライな雰囲気ですが、「〜はこうあるべき。」 といった集団意識が強かったり、社会にヒエラルキーが存在して、タバコを吸っている人には貧しい人や、だらしのない人がおおいので、そういうレッテルを貼られているような気がします。

 

なので、タバコを公共の場で吸っている人はあまり見かけませんし、吸っているのは大体タクシーの運転手などでサラリーマンや大学生の間では少なかったです。タイは冬の時期にヨーロッパからの観光客のバカンスの場所として人気ですが、バンコクではたくさんの欧米人が歩きタバコをしてポイ捨てしてるのが見受けられました。ポイ捨てはありえないですね。ベンチに座ってたタイ人が「は?何してんなこいつ?!」みたいな顔してましたが同意です。

 

タイの「喫煙=害悪」を掲げた規制や発言は、日本ではかなり反発を生むと思われますし、少しやりすぎ感があるので、取り入れられることはないと思います。

 色々と書きましたが、結局は他人に迷惑をかけなければ好きなことをすればいいと思います。

 ただ、これだけ日本の社会が禁煙方向に舵を切っていて多くの喫煙者が禁煙を始めている今、タバコの価格が高騰している今、タバコを吸い始めるのは少し合理性を欠いた判断だと思います。タバコを初めて見る前に、これから生涯払うことになるであろうお金について計算してみるといいと思います。

 

それでは。